東京の憂鬱
紫煙を燻らせながら綴る日常、小言、気分な音楽。備忘録的日記。

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2003年01月30日(木) 計算

朝、家を出て定期を忘れたことに気づいて一旦戻ってから走って駅へ。おかげで始業3分前に会社に到着。それでも文庫本を忘れたので帰りは本を読めない。

午前中は企画書の作成。昼食後、引き続き企画書の作成。一生懸命、無い知恵を絞って案を練ってキーボードを叩いていたら、隣りに座る派遣社員のH女史がいきなり泣き出して、どこかへ行ってしまった。30分後に戻って訳を聞いたら、最近気になる男性から旅行に行こうと言われていたのだが、今さっき行けなくなったとメールが来たとの事だった。女心は分からない。

それでも30分後にはいつものとぼけた計算されつくしたボケをかましていたので、立ち直りは早いのだろう。H女史は天然に思わせておいて、エンドユーザーへの書類の送付表に不躾云々と書いてあったのを見てしまい、やはり同い年であることを実感。以前は小売チェーン店で働いていて、いつも素でキリキリ仕事をしていたが、上司に仕事を押し付けられ始めてから辞めて、今の派遣元に登録したとの事。いつもボケているのを演じているのは、そうすることで周囲は絶対に怒らないし、自分も楽だし、周囲も勝手に和んでくれるからとのこと。今までのアホっぽい喋りや行動は全て計算だったのだ。

そんなこんなで19時半から課長とミーティング。出来上がった企画書をもとに喧喧諤諤のイメージ合わせ。結局部分部分を修正することに留まっただけでもよしとしよう。

21時に課長とW先輩と地下のコンビニへ。紅茶味のドーナッツとお茶とサラダ煎餅を買い、企画書の修正作業へ。もちろんすぐに終わるはずは無く、最終退出者は結局自分になってしまった。普段は100人近く入る横長のオフィスにたった一人になってしまうと、寂しい気分と開放的な気分が入り混じった感情が芽生えてきたので24時20分には退社し、たぶん寝ているであろう彼女に「今から帰ります」とメールして中央線の終電一本前の各駅停車武蔵小金井行きに乗り、武蔵境から深夜バスに乗り、コンビニに寄って帰る。

♪CLOCKS / COLDPLAY


manabu

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