| 2003年02月06日(木) |
椿姫ーニンフォマニアー (壊れ物) |
椿姫ーニンフォマニアー 和田はつ子 著 角川書店 2002/12/20
文化人類学助教授の「わたし」は 突然セクハラ容疑をかけられた。 容疑をかけてきた母娘に対してよりも、自身の性にとまどい怒りがこみあげてきた。 過去の苦い記憶がフラッシュバックしてきた。 彼女が 死んだ。 その心を知るために「わたし」は14年ぶりに行動を開始した。
実体のみえない女性。 なにが彼女をそう形成したのか。 居場所をもとめていたのではないか? 死体はごろごろでてくるが重要性なし。 彩りという程度である。 女性の壊れ具合を描写するのに死体はお手軽すぎる。
評価 ○
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