| 2003年03月02日(日) |
人形(ギニョル) (空虚) |
人形(ギニョル) 佐藤ラギ著 新潮社 2003/1/20
SM作家猪俣泰三は 同性愛パブにでいりしていた。 ギニョルの噂をききいってみると、そこにいたのはガラスの眼をした少年だった。 だれにでもタダでなんでもさせる男娼ーギニョル。 その裸体はまさに傷の陳列だった。 嗜虐的炎をもえあがらせる存在。 惑わされ虜になった。
第三回ホラーサスペンス大賞受賞作。
人の暗黒面クローズアップを意図しているのだろうか。 だとしたらありがちな折檻でそれを表現したため 怖さはかなり減っている。 まったくこわくなかった。 この賞を受賞している作品3作連続こわいとおもわないということは。。。 これ以上参考にしないほうが いいということだろうか。
評価 × (個人的嗜好のため)
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