| 2003年03月05日(水) |
Mの日記 (アダルトとのうたい文句・官能ミステリ?) |
Mの日記 ローラ・リーズ著 早川書房 2000/5/20
「O嬢の物語」に匹敵する作品と高い評価を得ている<解説より
ノーラは、妹(フラニー)の日記につづられていたMとの日々を読み、 彼女のことをなにもしらなかったことに気づいた。 いったい何をみて、何を感じて、どうして殺されたのか。 フラニーを殺したのはMではないだろうか。 陵辱されて縛られて放置され、発見されたときには腐乱していた。 Mを探ろうとしたところ新たな世界に誘われた。
この作品をしったのは 「つめたいセックス」を検索したとき。 なんと図書館にあるというのでどの程度のものか興味をひかれた。 抑えた描写でさほどのグロテスクさでもない。 調教、獣姦程度であった。 興奮させるための小説ではない。主人公の心理変化が ありきたりな筋を通りながらもこの作品では唯一読めるところかもしれない。
評価 △
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