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■ ごく希な29歳の休日の過ごし方。

先日、稽古の終わる間近に顔を出しました。
稽古後、何人かの劇団員とファミレスへ。 あれこれ話しているうちに、11時過ぎでした。
部屋に帰り、原稿に向かいます。
その原稿は、もう3年越しで書いているものです。 すでに同じ素材で2回、書き上げているのですが、満足できるものになりませんでした…。
結局、午前3時まで原稿とにらめっこしてましたが、どーにもなりません。
自分で言うのもお馬鹿ですが、作品の素材となるアイデアが気に入っていて、どうにか面白い作品したくて、肉付けをしようとするのですが、どの肉付けも素材に合わない…そんな感じが続きます。
原稿につっぷして眠って、朝9時に目を覚ました。
顔を洗うと、モーニングを食べに昨夜に劇団員と行ったファミレスに行って、モーニングを注文します。 原稿を持ち込んで向かいますが、やはり書けません。
そのままバイクで、隣市にあるサッカー場に併設している山の上の「みはらしの丘」(?)へ。
15分ほど、散策道を登っていきます。 かなり急で、けっこうしんどいです。
まっとうな29歳は月曜の午前中に理由もなく山道を登ったりしないだろうな…とふと思います。
それも、原稿の入ったバックをたすきがけして。
登り切ると、ベンチがあって、そこに寝ころんで、ただ物語のことを考えます。
鳥の声が聞こえてきます。
物語のことが頭からすっと消えて、 最近抱えている焦燥感の根元はこの作品にあるんだろうな…と今更ながらに思えてきます。
これを書き上げなくてはならない。
原稿とは脚本ですが、うちの劇団で公演する予定のあるものでもないですし、どこかに持ち込むものでもありません。 言い方を変えれば、誰も書くことを待っていないものです。
けれど、これを納得する形で完成させないと、私は次の扉を開けられないような、そんな予感がします。
それはある種の思い込みです。
やれやれ。 それでも、私は何とか自分の内側から鍵を見つけ出して、扉を開けなくては。
2005年06月06日(月)
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