三崎綾+☆ 綾 姫 ☆の不定期日記

☆ 綾 姫 ☆

過去の私が居た。。。
2005年01月30日(日)
自分が書いた物なのに、あまり読み返す事も無く、
家の片隅に追いやられた「思い出」


何年ぶりだろう。京都の街を歩いた。

真っ赤な顔をした私。
泣きながら彷徨った私。
過去と決別した私。

正体不明になるほど飲んだ場所。
彼との思いでの街。

この場所は。。。この場所は。。。
過去の思い出を確かめるように一歩ずつゆっくり歩いた。

彼と行ったショットバーは、数年前に閉店して居た。
懐かしいのだけど、何処かしら風景を変え、
そのままで居てくれたのは、前に流れる鴨川だけだった。

人混みも気にならなかった。過去の思い出と新しい私を同化させた。
そして、戻る事も思い出を新しく更新する事も出来ない街に「さよなら」した。


一度、歩きたいと「パチ彼」に言ってあった。
「パチ彼」は、この街にある美容院で働いて居る。
美容師と言うのは、ある意味「ホスト的要素」を持ち合わせる仕事。
自分をいかに磨き、人を引きつけるか。。。
そんな仕事をしている彼に、街を一緒に歩かせた私はなんて奴だろう(笑)

今、唯一異性ですべて心を出せる相手。
居心地の良い場所を提供してくれるのが彼なのだ。
だから頼んだ。あの場所に戻ってみたいと。。。
1人で歩く勇気が無かった。
身体の事もそうだけど、精神的に自信が無かった。
過去の私と正面から向き合えるのか?!

不思議なほどに荒れる事も無く、振り返って眺めて穏やかに決別した私が居た。
絶対寝れないだろうなぁと思ってたけど、何の夢を見る事も無く熟睡した。
思ってたよりも、ずっとずっと簡単だったのは、
きっと隣に彼が居てくれたからだろう。

今度は、大阪の心斎橋に行く事にした。
綾ちゃん、南歩いて大丈夫なん?
さすがの彼もびっくりしてた。自分でもびっくり。
避けてた場所に、一歩ずつ踏み出した私に。

私と彼は、今時の高校生よりもずっと遅れてる(笑)
男と女の関係は一切無いのだから。
こう書くと「嘘でしょっ?!」て思われるだろうけど本当の事なのだ。
彼は言う。「綾ちゃんと僕は男と女を超えた関係」だと。
それが良い。それで良いのだと私も思う。

なんか、癒しをくれるペットを飼ってるみたいな感覚。
でも彼は絶対に犬じゃ無い。だって、甘えないししっぽも振らない。
だから、気が向いた時にだけ寄ってくる「のら猫」みたいなものだ。

私は彼が好き。彼も私の事を大切に思ってくれる。
だけど、この気持ちは此処で終わり。先にも後にも動かない。
きっと愛してしまったら、私は一生後悔する。
居心地の良い場所が無くなってしまう。
もう少し、この居心地の良い関係を続けて行こうと決めた。


と言うのは、もしかしたら自分への偽りか?!と思う事がある。
14歳も年下の彼に「愛してる」とは言えない私が居るのか?!
そしてそれは、嵐の前触れだと言う事を感じているのでは無いのか?!ってね。
彼を家に送った後、1時間の距離を車で走る。
その間に、音楽をガンガンにかけ考える。
会いに行くのに往復2時間の距離が、全く気にならない事がすでにおかしい?!
とか。。。なんかいっぱい考えるのだけど、結局、結果は何も出なかったりする。
そして毎回、行き着く先は「まぁ良いや」だったりする(笑)


私が機嫌良く遊んでるのを機嫌良く見てる旦那が居る。
私が遊べない時は心配そうに見ている旦那が居る。
遊んでる時に浮気の心配してないのかなぁ?と思う事があるのだけど、
その心配は全くして居ないようで。
やっぱ、今の生活が一番居心地が良いのかなぁと思う。
家庭は家庭〜遊びは遊び〜。。。なんか男みたいだっ(笑)