贋作者、ファン・メーフェレンの伝記です。
ファンは分かりやすく悪い奴で、いっそ痛快ですね。映画にしたら面白そう。 科学検査をパスするために、絵の具にまぜる特殊な溶剤を作り出す過程などが、興味深かったです。 あまりに絵の出来が良かったので、贋作だと言っても誰も信じてくれず、法廷で実際に描いてみる羽目になるところが可笑しい。
なぜ騙されたのか? 美術界の権威が真作だと判断したために、X線検査も行われなかったのに驚き。 オークションの様子も面白かったです。 サザビーズは、鑑定に絶対がないことを知っているので、「全ての作品は…作とされています」という断り書きをして、断定を避けているんですね。
美術鑑定って、意外とあやふやなんだなと思いました。
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