読み終わって、悲しい気持ちになりました…。
東京オリンピックを妨害しようとした一人の大学生と、警察の戦いを描いた話。 今までの奥田作品と比べると、盛り上がりもオチもなく、面白さには欠けます。が、昭和39年という時代を描ききった点では凄いと思う。
東京オリンピックの工事で、多数の死者が出たのにろくに報道されなかったり、貧しい東北の田舎と華やかな東京との落差、わずかな賃金で過酷な労働を強いられる出稼ぎの人達、現代にも通じる格差社会の理不尽さに、暗い気持ちになりました。
主人公・島崎は、デスノートの月を思い出させますね。 けど、共感できない。○○○○で気が大きくなってただけじゃないかと思ってしまう。○○○○をしていなければ良かったのに。
最後のシーン、村田の言葉にジンときました。
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