ANA機内誌に連載された、旅にまつわる短編・エッセイ集です。
10ページくらいの短い小説って、普段読んだことないんですが、面白いですね。 日常の何気ない風景を切り取ったり、ふとした瞬間の心の動きを捉えたり。 特別な事件があるわけじゃないけど、読み終わった後、ちょっと良い気分になります。 写真中心の装丁もきれい。旅に出たくなります。 「何が悪かったか考えるのではなく、何が良かったか考えて、終わる関係もある」 という一文が好きでした。
以下、妄想です。
「東京画」。 元同級生が、二十年ぶりに再会…という話なんですが。 高校時代、雅夫が好きな子に告白する時、島本は付き添いに行ったけど10分で帰ってしまったり。 雅夫の結婚式に、島本は出席しなかったり。 これ絶対、島本は、雅夫のことが好きなんだろー!! って思いました(笑) その後、雅夫は教師、島本は小説家に。 立場が変わっても、雅夫の「相手のこと分かってる感」にニヤニヤしました(笑) 「裏切らないのが親友ではなく、裏切り合える相手のことを親友と呼ぶのではないか」っていうセリフがいいねえ。
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