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やすみ日記
梅子
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2009年08月15日(土)
「チャイルド44」上・下 トム・ロブ・スミス

現実にあった連続殺人事件をモデルにした小説です。リドリー・スコット監督で映画化も決定してるとか。

感想は3点です。
・これぞヤンデレ
・ソ連は酷い国だ…
・そんな殺人の動機ありか?

スターリン政権下のソ連で起こる、幼児連続殺人事件。
しかし、「理想の社会主義国家でそんな事件起こるわけない」と、政府はまともに捜査しない。その間にも犠牲者は増え続ける。
国家保安省のエリート・レオは、国家に背いてまで、独自に捜査することを決意するが…。

何がヤンデレかって、レオの部下です。
レオを執念深く陥れようとするくせに、レオが死んだと聞いてショックで仕事を休み、生きていたと聞いて、急に元気になるんですよ。恋やんか!(笑)
レオを捕まえて椅子に縛り付けたとき、妙に嬉しそうだったしね。

密告し合い、人を陥れなければ生きていけない、社会の様子が辛かったです。
両親が、エリートから転落したレオに「お前が私たちに何かしてくれるから、お前を好きだったわけじゃない。気にしなくていいんだ」と言うところがジンときました。

下巻で、犯人の正体が分かる・列車大脱走・イワンの秘密判明・レオの記憶戻る、の辺りがハラハラして面白かったです。
ただ、最後はあっけないですね。それが動機って、納得できない。