斜め読み日記
みなと



 時には昔の話をしようか

春です。
春といえば出会いと別れ。
そんな私の経験の中
強烈に残ってしまった他人の別れ話を今回はお話します。


大学生時代の事です。
その日受けた授業で久しぶりに会った友人と
ある喫茶店を初めて訪れました。

学校の近くだというのにワタシ達以外の学生は全くなし。
のんびり2人で近況など会話を楽しんでいた時

自分から真横になる位置のテーブルに
男女2人組が座りました。

別に気にする理由も無く
全然気にもせず会話してたワタシ達。

その時。
はっきりとした男性側の声が飛び込んできました。



「僕達の歯車は
もう狂ってしまったんだ。」


   !




この瞬間

ワタシ達の耳はもう横にのみ集中しました。


女の人は泣いているようです。

直にそんなものすごい言葉を耳にしてしまったワタシ達は
サンドイッチを運ぶ手も
コーヒーを飲む手も硬直。
怪しまれないように会話を続けようと思っても
お互いの声は耳を通り抜けたため
会話が成立しませんでした。

そんなワタシ達はさすがに異様だったのか
やがて2人は席を立ってしまいました。


あの2人は日頃どんな会話を繰り広げていたのでしょう。
今でも思い出す(見知らぬ人の)青春の思い出です。

2002年03月22日(金)
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