カタルシス
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2008年03月20日(木)   

演劇集団キャラメルボックス公演
『きみのいた時間 ぼくのいく時間』観劇

上川隆也3年ぶりの主演だそうです あ 正しくは「所属劇団での主演」
物語的には キャラメルボックスでは定番のお題目「クロノス」シリーズの4作目です

「クロノス」とは何ぞや?

まぁ平たく申し上げれば「タイムトラベル」ものです
この劇団では 梶尾真治・著『クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ』を原作とした タイムトラベル関連の演目を何度か取り上げていて それがシリーズ化しています 各話は独立しているので単発でも見られるようになっていますし それぞれが伏線にもなっているのでシリーズをつづけて観ている人にはより楽しめる といった演出がされているそうです

ちなみに私は今までのシリーズを観ていませんが 充分楽しめました ハイ

タイムトラベルものは ドラマや映画や小説や とにかくテーマとしては散々使い古された「手」の一つです なので誰もが少なからずケースを知っているであろうし 良作・駄作ない交ぜに垣間見ていて当たり前な「定番」の展開だと思います そこを敢えて突いてくるのですから 生半可な設定では満足しそうにないところですが 今作は劇中での「つじつま」が上手いこと合わせられていて 思っていた以上にしっかりした話になっていました

正直 グダグダになってるんじゃないかって思ってた
お見逸れしましたゴメンナサイ

タイムトラベルものはさ つじつま無視しちゃダメなんだよね
空間とか時間とか 実社会の「つじつま」じゃなくてもいいから とにかく物語の中のロジックをブレさせないことが 秀作の秘訣だと思います そのロジックをどう持ち込んでくるかが腕の見せ所であり また 遊びどころだと思うわけです
いい加減にだったら誰にだって作れちゃいますからね
時間を渡るという設定は 考えれば考えるほど複雑なもののハズなんだ

それをいい加減に考えていると 昨年度のライダーみたいなことになりますから・・・ 時間や空間捻じ曲げ過ぎて 広げた風呂敷キレイにたためなかっただろう むりやり丸めてポイしましたね? どうせ子供をターゲットになんかしてなかったんだろうけども 大人にすら「・・・は?」と思われるオチはもう いい加減にしてくれないかなと 一年間も使った挙句があれじゃちょっと どうかと思いますよ

2・3時間でここまでまとめてこられるんだからさ
もっと真面目に作ってくれないかな

とか 正直思ってしまいました

舞台的には上川が実に楽しそうでよろしかったかと
観てるこっちよりも本人が楽しそうだったのが笑えましたが
別段贔屓にしているつもりはない人ですが
古巣を大事に思っているっぽいのはプラスイメージです
あとはもうちょい 自劇団への出演割合を増やしたら良いんではないかと
あんまり貴重そうにされるとチケット取るの大変だからさー(それが本音か)
 
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詳細を詰めて切符購入まで済ませちゃうつもりだった名古屋行きの話は 観劇後の語らいにより半分お流れに・・・ というのも 切符を買うつもりだったJTBの営業時間が 終ってしまっていたんですよね 終るの早いよーブーブー
それでも 声かけた2人共が同行を表明してくれただけでなく 普段のライブには参加していない友人までが「行きたい」と言ってくれたので 意外な収穫を得たという点では会合の意味はあったと思います(笑)

取りあえず 来月はこの4人で訪名するということで 諸々の手配を始めたいと思います!
 


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