人間て生きているのを 本当に実感するのは もしかして 死に直面した時かもしれない。
母が倒れてしまった。 それも 命に危険がある状態。 意識が戻らなければ植物人間になってしまう。 こんなこと 自分の身近にあるハズないと思ってて 私はただ、泣くしかなかった。 たぶん、彼女は生きたかったんだと思う。 奇跡的に意識を取り戻し 点滴だらけの体、 生きるための管を通し、 それでも笑っている。 少しずつ回復して また普通に生活できる様になるだろう。
倒れる前の日。 彼女は私を含め子供みんなに電話をしていた。 そして私たちはその日変な胸騒ぎがしていた。
みんなが幸せであってほしい。
「さあ 涙拭いて ここまでおいで 何人であろうと 幸せであるように」
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