19の頃。何をしていたっけ?きっと今の自分なんて思いもせず気ままに笑っていたに違いない。女の19は厄だなんていうけど。19の誕生日にシルバーのリングを貰うと幸せになれるとか。19の紙飛行機の歌好きだったな。好きな人がいて。その人を中心に私の地球は回り、喜びも悲しみもその想いにだけあるように。疲れた振りをしてもう恋は終わったのよなんて嘯いてみたり。私の19はそんな春。「私があなたに惚れたのはちょうど19の春でした」(沖縄民謡:十九の春)