no,music no,life

2003年04月28日(月) 詩のボクシング。


今年は行きたいと思ったところには行く、をスローガンに
近くであるイベントにはちょこちょこ足を向けている。
で、前から気になっていた詩のボクシングに行ってきました。
どんなものだろうかとドキドキしながら。
会場には四角いリングがあって
そこでボクサー(詩の朗読者)が競い合うというもの。
驚いたのは60代の人から10代の人という年齢層の広いこと。
普通の、本当に普通の人たちが
いざ、リングの上に上がるとガラリと変わって
なんつーか役者になるというか。
主役になるんです。

人を弾き付けるものはなんだろうか。
やっぱり、大きな声と
そして堂々としているその様、そして言葉。

なんか異世界に迷い込んだような不思議な感覚と衝撃と感動。
で、ちょっぴりの物足りなさ。
その物足りなさはその人たちの作品が残らないこと。
もう一度聞きたいなあ、あるいは読みたいなあと思った。

決勝戦なんか即興詩。あんな場所で
急に題を与えられてその場で詩を朗読なんて・・・・・・ありえん。
それができるなんてスゴイけど。
けど詩としてはやっぱり満足いかないだろうな、
即興専門の人ならベツだけど。

そもそも自分が書いたものを
声にだすなんてしたことがない。
こっぱずかしくって。
自分の作品を自分の前で誰かが見てるとはずかしくって死にそうになる。
見て欲しいから書くのになんて矛盾しているのだ。

でも、大事なことなんだろうな。
はじめてMIYAのリーディングを聞いたときは衝撃だったもの。
読む側の自由はあるけれど
その作者が声に出して作品を読むとまた言葉たちが動き出すんだよね。
言葉の強弱、発音、で、印象も変わったり。

うーん、いろいろ勉強になった。
楽しかった。
次も行こう。





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