長いお別れ
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それが間違いでもかまわないから、あなたに響けばいいのに。 あなたを捉え、離さず、行き着くとこまで行ってみれば良かった。 途中で手を離したのは、私。振りほどいたのは、私。 そして、私達は遠く遠く離れてしまった。もう出会うこともない。
この頑な心を割って、隙間から吹き込む風のような何かに出会いたい。 誰かに教わらないと行く道がわからない。 私の持っている地図は、あちこち破れていてあてにならない。
溢れる涙を誰かぬぐってくれないだろうか。 ここにいてもいいんだよと、頭を撫でてくれないだろうか。 誰かに出会うなら、必要とされていたいんだ。 こんな私の存在でも望まれていると思いたいんだ。
こんな風にいくら言葉を並べ立てたところで、何も満たされない。 満たされないとわかっているのに、やめることができない。
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