| 長いお別れ DiaryINDEX|past|will
 
 
 
愛を知る為に生まれてきたはずなのに。愛の重さを受け止めかねている。
 必要とされて生きていたい。
 私達はいつも呼び合っている。
 虚飾を捨てた裸の心であなたに会いたい。
 頬を伝うこの涙は誰に見せる為でなくただ心のままに。
 出会いを恐れずに歩き出したい。
 その手に触れさせて。答えを知りたいから。
 夜の闇の中で深呼吸する。冷えた空気が肺を満たして自分の温もりを知る。
 繋いだ手の温もりはポケットにしまったまま。
 目を閉じて好きな人の笑顔を胸に描いて横になる。
 ありのままの自分でいてもいいんだと信じたい。
 止まない雨はないと。ひとりじゃないと。
 耳を澄ませて私を呼ぶ声を聞く。
 どこへでも駆けて行くよ。
 あなたが流す涙を拭いに行くよ。
 
 
 
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