吸い込まれそうな空を見上げて、流されていく雲に自分を重ねた。繰り返しの日々に追い立てられて零れていく愛のようなもの。息継ぎできないような毎日にさまよっているだけで何もできなくて。幸せになれないのは他人のせいじゃない。自分の心のあり方次第だ。嘆いてもぼやいても何も変わらない。辛いのは私だけじゃない。今夜もどこかで誰かが泣いている。誰も分かってくれないと泣いている。