長いお別れ
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両手がからっぽのまま。また冬になるんだなあ。 誰かを抱き締める事も誰かから抱き寄せられる事も無く。 淋しいとか口に出せば皆うとましく思ってしまうだろう。 自分が病んでいる事は解るのに、治し方が解らない。 治りたいのかも解らない。この虚しさはなんだろう。 何もやり遂げていない。スタートラインにすら立っていないのに。 ちっぽけな心。ちっぽけな自分。人から受る優しさに何も返すものがない。 ありのままの自分を感じると心が苦しい。 涙に滲む過去を踏み付けていく力が欲しい。 誰かがいれば頼る気持ちで弱くなる。でも誰もいない人生は辛すぎる。
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