長いお別れ
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最近、真夜中近くに外を歩いてる。 あんまり治安の良い所に住んでないので危ないんだけど。 部屋にいると効かない薬に息が詰まってしまうから。 人のまばらな駅の近くの歩道橋で歌を歌う人やアクセサリーを売っている人をぼんやり眺める。 流れ星にはまだ出会えない。空は高く遠く澄んでいて涙が出てくる。 私の声は誰かに届いているだろうか。この場所で強く念じる思いは。 幸せになりたいと思う自分を消せない。忘れられない思いが押し寄せて苦しくても。 便利なだけが取り柄の街で何も手に入れられないまま日々はすぎるけれど。 大切だと思える人がいるうちはまだやっていける。きっとやっていける。
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