なんだかふさぎこむ日々がすぎ 心にわずかばかりの涼やかな風が吹きこむ 奈良の自然はなんと優しき 緑の一枝ひとえだにも 命の息吹がみなぎって 私にささやく 「元気ださんでどうするねぇ」 暑いあついと噴出す汗に 身体中の悪を流せとたのんだ いつのまにか蝕まれてきた 身体中の細胞壁を食い荒らす あの憎い悪癖を押し流せと 一言だけの祈りを哀れとおもわれたのか 聞き届けてやろうと思われたのか なぜかしら 心が平和になってきたようだ なにごとも流れには逆らわないと あのとき決めた約束を・・・・・ 有りがたきはいくらでもあった 見えないようで散らばっていた 感じる心とみつめる目さえ 曇るようなことがなければ わたしはまだまだ生きられそうだ ありがたき・・・・かな
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