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生きてる間にどれほどのものを記憶のかごにいれるのだろう そのひとつひとつのかごにはきっとそれぞれの色がつけてある うれしい記憶にはうれしいって!感じるいろが塗りこめてあり さびしいなぁというような記憶のかごはきっとはかなげな絵の具が似合う 今日の記憶はどう呼べばよいのだろうか・・・・ 命の重みなんてものを、私は実際に感じて生きていただろうか? 悲しいことがやってきたら呼びもしないのに涙がわいてくる むかつくような出来事の束が押しかけてきた場合には 眉間にふた筋しわをきざんだりもした。 けれども決してこの世をすてようとは考えなかった きっと勇気がなかったのだろう 死にたいとおもって何度涙をこぼしたことか しかし踏ん切りというか・・・・なかなか勇気がでそうにもなく ただただ生きながらえてしまったみたいだ わたし 記憶ってやつほどやっかいなものはない 大事にしたいと願うものほど消そうにもきえぬ だからといって通常思い出してばかりいるわけではないのだが ここぞ!というときがくれば必ず頭をもたげる 今ならっている言葉なんてものは 覚えた端から消してしまって 先生に授業のたびに口癖のように言われているのは あなたの頭は消しゴムですか?なんだけどなぁ・・・ 消してはならぬものは即消去 消し去りたいものはいつまでも居座りをきめこむ 記憶の束をねこそぎ抱きかかえ あの一番高いといわれる橋の真ん中あたりから ふぅ〜わり飛び降りたい心境の時間がながれる 魂ってやつがあるのなら いつでも私のよこにおいでよ 詩でもきかせてあげるから 記憶の一番深みのなかに あなたの思い出をしまいこむ 大事な大事なわたしの宝物 いつかきっと会える日がくるからその日まで
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