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開花宣言よりもはやく桜が咲いた いつもの道の老木の幹にそれは生まれた 小さな体のその一枝がなぜかわたしはうれしかった 見つけたわたしよりも きっとその花のほうが うれしかったに違いない なぜって? それはね・・・・ こんな小さなわたしなのに 目に留めてくれてありがとう きっと そう思っただろうとわたしは考える せかせか走りすぎるだけならば 気にも留めない風景の一編だけど わたしの道よ!と思いながら通っていると いろんな風景に出会えるものだ こころのゆとりにはちょっと・・・だけれど なるべく朝のひと時だけは そうあるべきだと考えている 今朝は 次々に生まれた桜の花の下を走った とってもうれしい気持ちになれた そして この風景を車椅子の父にも見てほしかったと・・・・ 遠く離れてくらしたから どんなにか寂しかっただろう ふとそんな気持ちにとらわれてしまった あれから32年がすぎてしまったのだなぁ〜 桜がさいて・・・思い出すことのなんと多きか
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