まったりの朝は遅い。 いや、それなりに早く起きる人は早いのだが、とにかく皆腰が重い。 今日は「京都に行ってうぐいすを鳴かせよう!」という企画だった。 最初はぷうも行きたがっていたのだけれど、体力的に無理そう、との事で断念。残念。 取り敢えず、まの作ってくれた朝ごはんやとろとろとろとろ、ビールなんか飲みつつ(爆)ずごしゃんの持ってきたDVD小倉ゆうこ(ゆうこりん)の「京都デート」
何となく見始めたんだけれど、ふと気がつくと、すっかりゆうこりんワールドに引きずり込まれ、TVに向かって突っ込む面々が。「着替えるから、外に出ていて♪(外は)暖かいよ♪」といって、スタッフをベランダの外に出してみたり、トイレに閉じ込めてみたり(笑)
漬物を「ゆうこ、お漬物食べるの初めて〜♪芝漬けならあるんだけど〜♪」と言って食べてみて眉をしかめてみたり、ひょうたんやに入って、猫の縁起物を買ってみたり、雨が降ってるからと次々みやげ物やに入って、傘を見つけれずに出てきた挙句に「裕子っぽい赤♪」といって、赤いビニ傘をさして見たり、ああ!数え上げれば枚挙に暇がない。いや、突っ込みどころしかない!素晴らしいDVDだずごしゃん!!!(違)絶対どっかで使いてぇ〜。とは思うんだけれど、私には無理そうだ(逆にぷうはその辺上手かったな)
ゆうこりんの行った場所は1年坂から3年坂。・・・そういえば清水への参道のはずなのだが、結局清水には行かなかったんだな。ゆうこりん。 なので、二条城に行った後、清水に行こうという方向で出発した。
ちなみに出発したのは1時30分頃。 京都まではそんなに遠くないし、地図もいたるところで配っているし、流石観光の名所!てな具合で、順調に二条城に到着。 お堀に泳ぐ鯉を眺めたり、まだ新緑の葉の揃っていない庭を眺めたりしながら、 二の丸御殿へ。 入ったとたん、らいちょもまも、つかさもずごしゃんも観光しないで先先に進んでしまう。何でだ何でだ?と思っていたら、どうやらうぐいすを鳴かせることに一生懸命になっていた模様。 どうも趣旨をイマイチ把握し切れてない自分が修行不足で情けない(笑) でも、あれだけ人がいると自分ひとりが床を踏んでも、本当に鳴らしているのかどうか、判別がしずらいかんじではあった(判るところもあったけれどね)
襖絵や欄間などの装飾も見事で、迫力があって凄かった。 どうしても文化遺産保護の為、薄暗くなってしまっていて、はっきりと見えない場所も多々あり、それが残念でならない。
ちなみに二条城のHPはこちらhttp://www.city.kyoto.jp/bunshi/nijojo/(別窓)
満足するまで見終わった後、 適当なところまで地下鉄で行って、そこから清水の近くまでバスで行こうかという話になった。話にはなったのだが、噂に聞く京都の渋滞は酷かった。 目の前から殆ど動かないバスを見て 「歩こう」 途中、コンビニに入ってビールを飲みながら歩いたり、コロッケ屋さんを見つけて立ち食いしたり、したにも関わらずバスとの差は殆ど無く、何か歩いて得した気分だったのは言うまでも無い。
そういえば、四条通と八坂神社のぶつかる辺りで雨が酷くなり慌てて近くのコンビニに入ったものの赤い傘は見つからず(笑)買わずに店を出た私達だったが、それは正解だった。コンビニでビニガサ買った人達、損したって思っただろうな。何故なら、雨はほぼ夕立状態ですぐに止んでしまったのだ。
ねねの道に入る辺りでたこ焼やのおっちゃんたちと話をして、たこ焼を堪能。 やっぱり関西のたこ焼はお安くて美味しいのだ。 もっとも実家の近所のたこやきもまた美味いのだけれど。・・・でも美味しかった、地味〜〜〜なたこ焼やさんが相次いでつぶれてるのがちょっと寂しい・・・
ねねの道で、一番オオッと思ったのは、ビールのエビスだったかサッポロだったかのロケ地になった路地を見れた事。やっぱり京都だけあって雰囲気の良い路地がいっぱい。素敵だよね。なんかね。 そうして、このウンチクを手に入れたのは、人力車の兄ちゃんの説明を盗み聞いたから。この辺り、丁度コースになっているようで(ゆうこりんも人力車に乗っていた。)あっちで立ち止まり説明。こっちで立ち止まり説明。 後ろを着いていけば、説明が聞けるかな〜と思ったが、ま、それはそれとして次に進む、次はいよいよ一年坂に突入。
一年坂辺りにくると、ゆうこリンが入ったお店が無いかと探しまくる事に専念。 いや、雰囲気を楽しむ(笑) いい匂いをさせているお煎餅で煎餅を買って、パリパリ食べながら、取り敢えず探すは「キナコソフト」近くに黄色いソフトクリームを売ってるお店を発見したので寄っていくと残念ながら「カボチャソフト」。そういえば、行きのサービスエリアで発見した「カレーソフト」は食べれなかった(機械の調整中だった) まぁ、キナコソフトは2年か3年坂付近だったしね。と、いいつつ、お煎餅ウマー♪何より食べ歩きなので、より美味しく感じるのだ。
途中、ずごしゃんとらいとが、黒豆ソフトを購入。 少し貰ったけれど「ああ、何となく黒豆・・・かな?という感じであった」悪くは無かった。 少し調べてみたら、一年坂は最近出来たのではないか、という説があった。 昔からは無いそうだ(もっともその「最近」というのがどれくらい最近なのかは不明←京都なので100年くらい前でも最近といいそうな感じがする。偏見か?)
二年坂に入ったところで、耳掻きのお店、もとい竹細工のお店に引っかかる。 丁度自分用の耳カキを探していたので、いいかもしれない。と覗いていたら、お店のおじちゃんが出てきて、またウンチクが始まった。 こういうウンチクを聞くのは結構好きで、ただ買うだけよりも、楽しい気分にさせてくれる。商売って、頑固一徹だけじゃだめだよな。観光スポットだからか、そういう商売上手な店主が多かった。
買ったのは、わたしとまさんが「すす竹の細めのみみかき」らいちょと司が「もち手が広めで最近人気だと言われる耳掻き」 ウンチクによると「煤竹」というのは民家の屋根の部分に使われていた竹が囲炉裏やかまどから出る煤にまみれた物で、今では入手が困難になってきた物だそうだ(人工煤竹なんてのもあるそうだが) しかも職人さんが一本一本手作りしているそうで、ファンが着いているくらいだそう。 更に調べると、日本にある竹は600種類を越えるそうだ。 多分認識している竹なんて2〜3種類位なわけで、そんなにあるなんて思っても見なかった。竹の世界も奥が深そうだな。 ・・・調べている最中に「恍惚の耳掻き」なるスレッドを発見して欝になってしまった、それもまたよし!なのだろうか(ーー;)
煤竹を、いや、耳カキを買って次のお店を探す。 キナコソフトもそうなのだが、お茶漬けのお店も目当てで、多分2年坂辺りのはずと、ウロウロしたのだけれど、これは残念ながら見つける事が出来なかった。
そして舞台はいつの間にやら3年坂へ。 お茶漬けのお店ときな粉ソフトを探しながら3年坂をのぼって行くと、ゆうこりんが入ったあのひょうたん屋を発見。DVDで出てきたひょうたん屋の主人があまりの愛想の良さ(ついでに目線のやらしさ)が「もしかして仕込みスタッフなんじゃ・・・!?」という疑問を持っていた私たちだったが、店の前で何やら作業をするおっさんを発見して「ああ!やっぱり店主だったんだ!!!」愛想笑いもそのままに、DVDと同じ人が同じように置物の猫の世話をしておりました。 「ひょうたん屋」なのにな、明治だか江戸だかから続いている1個600円のひょうたんよりも猫グッズの方に力が入ってるのが突っ込みたいところ。まさんが、ゆうこりんも買った猫のお守りシリーズの一つをぷうへのお土産に買っていた。ちなみに私は「仕事運」の猫を一つ。ダーマ神殿が未だ見つからず・・・うう〜ん。
その向かいにある漬け物屋さんでは、色々試食が出来たので、食べ比べをしながら、やはりぷう宅へのお土産にしたのだけれど、ここで特筆すべきは「日本一辛い七味唐辛子」(←だったかちょっとちゃんとした商品名は覚えていない)七味唐辛子といえば赤い色を想像するのが普通だが、ここに置いていた七味はなんと黄色。黄金色といってもいいのだろうか。 少しなめてみたが本っっっっ当に辛い。これはずごしゃんがしっかりお土産に買っていた。
この時点で6時も過ぎそろそろ蒼くなってくる時間、人の流れはどちらかというとのぼる人よりも降りて来る人の方が多くて、少し慌てながら進む。 でも、お店チェックは怠らない(笑)もちろん角でチリメン山椒を配ってるお姉さんの所も行ってきたさ! そしてそして、3年坂を登りきったところにあるのが「七味屋」URLはこちら
http://www.shichimiya.co.jp/
以前清水に行った時から気になっていたお店で、その後調べてみると創業350年の老舗!今回はしっかり逃さずに買う事が出来て一安心。その頃まは近くの土産物屋さんで青いグイ呑みに夢中になっていたらしいのだが、七味に夢中になっていた瞬さん&司さんは、そうとは知らずに清水道を登っていた。いない事に気が付いたのはしばらくしてからで、焦った焦った。
しかしなんですな。清水寺、清水読みが「きよみず」と分かっていても、どうしても「しみず」と読んでしまいますな。どうもこの癖は一生なおりそうもありません。
瞬さん&司さんが引き返して、合流。 この時間には7時近くなってきていて、通りの店は次々に片付けに入っていた。流石に暗くなってきていたし、清水寺も閉まってるだろうし、当たり前なんだろうけれどね。 やっぱりスタートが遅かったか・・・ 清水寺はロープの張られたところまで行って引き返してきました。 これが桜の季節だったり、紅葉の季節だったら夜遅くまでやってるんだけれどな。や、本当に残念だった。
その後は、地下鉄の駅までぽてぽてぽてぽて5人でしゃべりながら、歩くあるくあるく歩く。結構下り坂がきつくて、ヒールのあるサンダルをはいていたまさんが辛そうだった。 帰り道は、観光の道からは外れていたので、今の素の京都を歩いている感じが何だかいい感じ。そんなに離れてないのに2件もお風呂屋さんがあったり、ちょっと珍しいような自動販売機もあったりして、それはそれで趣があった。いや。ちょっと聞いてくれ。ここでずごしゃんが見つけてしまった中華飯店の名前をさ!
その名も
中華飯店ルドルフ
司「ルドルフってドイツ人?」 ら「ドイツ人の中華???」
何故中華なのにドイツなのか! 私たちの中にはでっかい「?」が泳いでいた事は間違いない。
帰りの電車の中で、ぷう宅近くのお店が閉店間際の9時になりかかっていた事に気が付いたワタシタチ「駅を降りたらダッシュで走る」とか「コンビニでいいよね」とか話していたけれど最終的に「ぷう(FUKEさん)に頼んだ方が早い」という事になり、閉店5分前に電話。 きっと大迷惑だった筈だ。
プウ宅に帰り着いてみると、れいじ君さえちゃんはカレーライスを食べ終えたところで、ゆうこさんは残念ながら、帰っていた。ちぇー、残念。 いつものように飲んで、いつものように食べて、いつものように騒いでたが、あまりに京都の事が記憶にありすぎて、何を作って何を食べたかはあまり覚えていない。 覚えているのは、今回私はシェフでは無かったと言う事だ(爆) あんまり作らなかったんだよね。
夜は昨日に続き、しょうちゃんがハイテンションで夜遅くまで起きていたと言う事だろうか。お疲れ様の超長い一日でした。
・・・そしてこの日記を書くのも何故だかとんでもなく時間がかかっちまいました。
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