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2004年05月06日(木)
男友達

江國香織さんの「泣く大人」を読んで、自分の男友達を思いました。
彼女の実際の男友達はこうでああで、こんな人、こんなのはいやよ。
って書いてあるんですがね、もうぴったしかんかんです。
彼女の考え方に共感しまくりで嬉しかったです。半日で読んでしまい
ました。(短いですので読めますね)

数年ぶりにわけあって男友達に電話をしました。
久しぶりに会うかもしれません。意味深な書き方にみえますが、全く
恋愛感情などありません。だって彼はいい人ですが、指がきらいです。
長くてきれいだからきらいなのです。性格とかそういうのはいいんで
すけどね笑
きっと手をつながないといけない場面が訪れても、土下座してごめんな
さいをするかもしれません。
あ、実は私、指(手)フェチなんで笑 主人の手を見て一目惚れしました
から笑 長くて、爪がきれいな形してて、すらーっとしててすべすべ
で毛の無い手(指)は気色悪いのです。
彼は美術系の人で高校受験の時に同じ高校を推薦で・・という話しが
あったのですが、私はあきらめました。才能がありませんでしたので。
美術は大好きでした。自分でなにかを表現するのが唯一の「自分」その
ものであったからだと今思います。
彼はそういう私の作品たちを評価してくれていました。だから美術系に
進むのだと思っていたと思います。
彼のセンスはずば抜けていました。なにが?
もう、それはそれは、オカルトチックなえぐいものを平気であちこちに
落書きして回るような変なところがありましたが、本当に絵がうまかった。
教室の壁という壁に、血がしたたる手首から先の絵・・とか、血がしたたる
・・・・・そりゃもう、つねに血が・・

ま、そういうグロテスクなものを好んで描いていたような彼ですが
そのまま美術系にすすんで絵を描く生活に突入したのですが社会人になって
からはとても苦労したようでまだ芽は出ていません。
彼の実家は石材やさんで、いつか後継者となるのでしょうが彼の作る墓石
にはとても興味があります。早く継いでくれたらいいなぁ。

で、彼と話しをして言われたのが
「最近描いてる?」

なわけねーって。

「じゃ、陶芸とかやってんの?」

なわけねーって。

どうやら彼は私を勘違いしたまま大人になったようです。

これを書いてて気づいたのですが、彼のグロイ絵を見て、ある意味
描かれるような美しい「手」がキライになったのかもしれません。
トラウマだートラウマだー。
今度あったら首しめてやる。