日記日和
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2006年10月17日(火) 研修・実習外国人 失跡

今朝新聞を見ると、一面に「研修・実習外国人8340人失跡」の大見出し。

これは去年までの過去5年間の数字だそうです。



本来、研修制度は国際的な技術援助として始められたものです。

それぞれの職種に必要な技術や知識を日本の企業やその他の団体で学び、母国で生産性の向上を図るのが目的のはず。


また、技能実習は、研修を終えた外国人がさらに熟練した技術や知識を身に付けるために導入された制度です。

産業の留学生のような位置の研修生と違い、実習生は労働者として雇用契約を結び、当然賃金も発生します。



これが本来の研修・技能実習のはずなのですが、これまでにもよく耳にしたり、今朝の記事にも書かれているように、研修で訪れた多くの外国人は、中小企業の人手不足を補う存在となっているのが現実です。


低賃金に加え長時間労働など過酷な状況に耐えられず逃げ出し、そのまま不法残留者となってしまう。。。


元々お金だけを目的に来た外国人にとっては、研修生でも不法残留でも仕事があり、賃金を得られればいいのかも知れないけど、本当に日本の技術を学ぶために来た人はどんなに失望して帰国するだろうと思うを心が痛みます。





昨日の官報には、新たに研修生の受け入れ先となった企業がいくつも告示されていました。


また多くの外国人が研修生として日本にやって来るということですよね。

なんだかフクザツな思いです。


イサカ |MAILHomePage

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