†アイスル日記† ---MILET
イチランカコミライ

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2002年03月12日(火) 音楽の魔力は凄いね。
先日、「シャイン」という映画をCATVで観た。
観たかった映画なので、じっくりと観た。
といっても、途中からだったから、リピート放送を観なくちゃ。
この映画は「天才ピアニスト」と呼ばれていた人物の半生を、描いたものだ。実在の人物をモデルにした映画である。
映画の中で主人公が「ラフマニノフのピアノ協奏曲第三番」をチャイコフスキーコンクール(だと思うけど、定かではない)で演奏したい、と教授に申し出るところがある。
「正気ではこの曲は弾けない」
と、教授が言うと、主人公はこう答える。
「では、正気でなければいいのですね?」
その教授はラフマニノフの第三番をラフマニノフ本人の前で演奏したことがあり、「まるで私自身が演奏しているようだ」と絶賛して貰ったことがあるという設定だった。しかし、その教授。病気だか事故で、右手の指が動かなくなってしまった。
音楽の天使に見放されたというか…魔力に敵わなかったというか。
そんなカンジかな?
そして主人公は、コンクールでラフマニノフの第三番を完璧に演奏し終わった後、倒れてしまう。
そして…彼は音楽に取りこまれてしまった。
自分で宣言したとおり、彼は「正気」を失ってしまったのだ。
音楽には本当に魔力がある。
…ま、私の演奏では魔法なんて起こせないけどね。


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