この間、ある数字が目にとまりました。 どんな数字かというと、「2002年版 警察白書」の中の、昨年1年間に犯人が検挙 された事件のうちで、住民への聞き込みがきっかけで 検挙となった割合の数字。なんと、わずか2%です。 1992年の半分以下に落ち込んでいるらしく、 現場警察官の63%が、聞き込みしても隣人の ことがわからないと回答してるそうです。 近隣に無関心な住民が増えている事が、治安悪化 にもつながっていると警察庁は分析しています。 普段、あまりプライベートの部分に踏み込まれたり、 四六時中、見張られているような、近隣への関心が 高いのもどうかと思いますが、何かあっても反応もせず しらんぷりみたいなのも、この物騒な時代には困ります。 みんな調子のいい時や、何とも無い時は、うっとうしく 感じたり、あてにもしなかったりなんですが、いざ、という 時のためには、共生の時代にふさわしい程度の付き合いは しておかないと、やっぱり不安ですね。
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