日本オリンピック委員会は、国内統括団体の分裂で アテネ・オリンピックへの派遣が危ぶまれていた テコンドーの岡本選手を特例措置として、個人の 資格で派遣を認めることを決めました。 実力ある選手が罪も無く夢を潰される最悪のシナリオは 回避されたようです。 そもそも、競技種目となった時点でもともと ひとつだった国内団体が分裂して、何れかに明らかに 非が認められることなく、どちらか一方に明らかな正当性が 認められることなく分裂しているような事態になっていれば、 地域オリンピック委員会が認める競技を統括する国内競技団体 では無いですよ。 オリンピック委員会の頭の固さが、今回の判断の遅さですよ。 テコンドーはロス・オリンピックの後、ソウル・オリンピックの 公開種目となるため、韓国を基点に世界各国へ普及した種目で、 日本ではそれより前からやってた人達もあったようですが、 国内の統括団体が出来たのもその時期だったと思います。 実は私、そのはじめの団体が出来て国内普及が始まった頃、 この種目をやった人間の一人で、会員番号は200番でした。 当時、空手をやってる人間にも普及を取り組んでて、 自分が所属していた道場の勧めで、空手と平行して練習してました。 代々木の体育館で、世界選手権の国内選抜大会にも出場し、 ソウルを目指した一人なんです。 そういう意味からは、岡本選手は私の後輩。 是非、アテネに行って、金メダルを持って帰ってきて欲しいですね。
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