今朝、テレビ番組で「奈良女児誘拐殺人事件」の 事について取り上げてました。 議論の争点は、「性犯罪を犯したものが 今どこにいるのか」という事について警察庁が 前歴者の所在を把握しておく事についての見解。 日本の現状として、性犯罪の再犯率は、 その番組によると、強姦したものが49.6%、 強制わいせつが41.1%、刑法犯としての 平均率でみて35.6%という数字を出していました。 かなり高い数字ですね。別の番組では10%台の 数字のところもあったので、どの数字を取り上げて 高・低を判断するかは難しいところですが、 問題は、「性犯罪」というものをどこまで深刻に 受け止めているかという事。 最近、様々な虐待の事が問題になっていますが、 現在の日本では、性犯罪が、まだまだ軽く考えられている のでは無いでしょうか。 戦後、欧米からドンドン取り入れた「3S」のひとつが 「セックス」だそうですね。 「楽しい事」「気持ちのいいこと」「便利な事」 そういったことを大量消費しながら追及してきた 訳ですが、そんな社会で身についてきた感覚と 社会を維持していくための規範システムが噛み合って いないと思います。 「権利」と「義務」の問題もそうですね。 充分な議論が必要です。
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