ひげのお兄さんの日記

2005年07月28日(木) 見切り発車

スペースシャトルの打ち上げのニュースを
先日テレビでみて、計画が再開した事や
無事に打ち上げられた事に一種の感動を
覚えていたのですが、
昨日のニュースでは、今回の打ち上げで
補助燃料タンクの耐熱タイルがはがれ落ちた事について、
NASAの判断として間違っていたという趣旨の記者会見の
場面が国際ニュースで流れてました。
確かに今回設置されていたカメラ映像をみると、
タンクから結構大きなものが剥がれ落ちていくところが
映っており、シャトルの機体に当たっていれば、
乗組員を宇宙ステーションに移し、別のシャトルを打ち上げて
迎えに行く計画が準備されていたとか。
でも、迎えに行くシャトルもリスクは同じなんですよね。
一度確定した計画を変更するのは、社会的な権威が高くなれば
なるほど公的な機関はメンツが邪魔して出来ないもので、
時には見切り発車して、走りながら考えるというような事が
多くあります。
勿論、民間会社でも、特に中小零細は一種の賭けも含めて
勝負に出ることは成功への道程のなかで有る事として
経営判断をする事は良くある事ですが、公的機関というのは
途中の軌道修正が困難なシステムを国がつくっています。
そのことが地方の自立をまだまだ阻害しています。
ただ、地方行政も、計画段階からのリスク計算や財政運用や
実行計画の想定が甘いのも事実ですね。
今後の計画は、慎重・丁寧に積み上げて、見切り発車はしたくないですね。
先ずは当局のお手並み拝見。


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