ひげのお兄さんの日記

2006年08月20日(日) 今日はチャンバラ

昨日の居合に続いて今日はスポーツチャンバラ。
昨日の久しぶりの稽古で右腕がヤッパリ使い物に
なりませんでした。しかし、これはこれで
実践向きの良い練習になります。
私の居合は、古来より伝承されてきている古武道として、
流派の宗家から伝えられる居合の継承と、私なりの
古武術研究によるものの意味がそのほとんどですが、
型稽古が中心であることから練習が形骸化しやすくて、
人によっては「型」の持つ意味、「型」を稽古する意味を
はき違えたり、狭義なものに捉えたり、ひどいのになると
鋳型にはめて量産するような、舞踊と同じようなレベルの
ものになったりで、その取り組み姿勢や考え方によって
随分と違ったものになってしまいます。
私はあくまでも「武士道」の修練のひとつとしての
自身への位置づけのなかで、実践の古武道としての
居合道に拘っているので、いざという時には、武器を手にして
打ちのめすかどうかは別として、(居合では、闘わずして、つまり
刀を抜かずして勝ちを修めることを最善とする考えを
基本としています。)実生活に役立つものでなければならないと
考えていますので、やむを得ぬ勝負を想定した実践力の習得も
必要なのです。ところが、なかなか日頃の居合の稽古では
そういう質の練習が出来ません。
そこでスポチャンがいきているのです。
勿論、スポチャンのときには他の参加者にそんなプレッシャーや
練習形態を強要しているわけではなくて、
わざと打たせながら、相手の太刀筋を味わっているのですが
なかなかこれも難しいですね。
でも自分らしさが最も出てくるのが居合とチャンバラの時だと
思います。




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