気合入れて居合道へ。 最近少し我が流派の居合で理屈としてシックリこない ところがあって、いろいろ技をこねくり回しながら 悩んでいます。 私の師匠が脳梗塞で倒れ、やっと最近になって 医大から別のリハビリ病院へ移ったのですが、 やはり師匠の存在は大きい。 室町時代から江戸時代までの時代の中で、武士たちが どんな体の使い方をしていたのか考えた事あります? 今の自分たちと同じだと思っている人が随分多いと 思います。しかし、とりわけ武術に関しては、今の スポーツの体の使い方の常識とはかなり違う。 その視点で技の解明をしながら鍛錬を進めるのは ホントに難しいんです。 こんな事言っては何ですが、恐らく私の師匠は、私ほど 古い文献などの研究はされていない。でも、稽古に稽古を 重ねながら、日本刀の特性を活かした強さの追求を長い間 続けてきた事で見えてきているものがあるわけで、そこが 凄いんです。 ちょくちょく家に訪ねていって、いろいろ私なりの解釈を ぶつけてみても、「なるほどなぁ〜、その可能性もあるかも しれない。まぁシッカリ練習していけば見えてくるわい!」 と、完全否定することなく私へ稽古と研究を続ける事を 促してくれます。 その師匠が今は稽古に来られず、大先輩の先生が留守を 守っておられるのですが、やはり先生によって自分なりの 解釈を持っておられるので何だか私にはシックリきません。 まあ、そんな事も言っておられないので頑張るのみです。 そんな事でこねくり回しながら稽古をしていたら、ちょっと 腰の調子が悪くなってしまいました。 これを先ず、治すことが先決ですね。
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