ひげのお兄さんの日記

2006年09月02日(土) ちょっと腰が

気合入れて居合道へ。
最近少し我が流派の居合で理屈としてシックリこない
ところがあって、いろいろ技をこねくり回しながら
悩んでいます。
私の師匠が脳梗塞で倒れ、やっと最近になって
医大から別のリハビリ病院へ移ったのですが、
やはり師匠の存在は大きい。
室町時代から江戸時代までの時代の中で、武士たちが
どんな体の使い方をしていたのか考えた事あります?
今の自分たちと同じだと思っている人が随分多いと
思います。しかし、とりわけ武術に関しては、今の
スポーツの体の使い方の常識とはかなり違う。
その視点で技の解明をしながら鍛錬を進めるのは
ホントに難しいんです。
こんな事言っては何ですが、恐らく私の師匠は、私ほど
古い文献などの研究はされていない。でも、稽古に稽古を
重ねながら、日本刀の特性を活かした強さの追求を長い間
続けてきた事で見えてきているものがあるわけで、そこが
凄いんです。
ちょくちょく家に訪ねていって、いろいろ私なりの解釈を
ぶつけてみても、「なるほどなぁ〜、その可能性もあるかも
しれない。まぁシッカリ練習していけば見えてくるわい!」
と、完全否定することなく私へ稽古と研究を続ける事を
促してくれます。
その師匠が今は稽古に来られず、大先輩の先生が留守を
守っておられるのですが、やはり先生によって自分なりの
解釈を持っておられるので何だか私にはシックリきません。
まあ、そんな事も言っておられないので頑張るのみです。
そんな事でこねくり回しながら稽古をしていたら、ちょっと
腰の調子が悪くなってしまいました。
これを先ず、治すことが先決ですね。


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