今日は、18年ほど前に私が設立したボクシングジム、 シュガーナックルで、「健康ボクシング大会」に 来賓として行って参りました。 設立した時は、「このままでは県内のボクシングが ダメになってしまう」との危惧で、学校での部活動としての ボクシングが、近い将来には持たなくなるだろうと、 中学生や高校生を見ていて強く感じ、また、当時、 社会人の練習環境が無いに等しい状況であった事から、 清水の舞台から飛び降りた気持ちで決心し、 大きな借金をかかえてスタートさせました。 借金を無事に返し、政治家の道を選んだ事から、後輩に ジムを引き継いでもらう事にし、現在に至っています。 当時危惧した事は、ほぼ的中し、競技スポーツとしては なかなか選手の育成が厳しいですね。 鍛えれば辞めてしまうし、鍛えなければ強くならないし、 球技などの得点競技と違い、殴り合いの格闘技である ボクシングは、やるスポーツよりは観るスポーツとしての 方が多く好まれています。 確かに格闘技というやつは、スポーツというものに収めるのが 難しいもので、最近は、得点競技に随分と近づいてきています。 この地方でのボクシングジムの維持は、経営的にも大変で、 会員の獲得には、やはり多様性が求められます。 そこで「健康ボクシング」。 フィットネスである「ボクササイズ」よりはボクシング寄りですが、 相手には当てない、つまり当てられない「痛くないボクシング」。 「当てない」事意外は従来のボクシングと同じ。 「観るボクシング」から一歩「やるボクシング」へ踏み込んだ もので、50代の方でも怪我無く出来るスタイルです。 何れにしても、ボクシング人口とファンが増えてくれれば、 私のしてきた事も随分と報われる気がします。
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