バカ恋
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■ KIZUNA ■




本日は、スーさんの学校の遠足です。

朝六時に起きて参人分の弁当を作ってみました。

当然、激しく眠いです。





連休中、スーさんは御実家に帰省されていたわけですが、

其れが決まったのが四月の末日。

千葉に住む従兄弟達が帰省するらしい

と云う噂を聞きつけた実家の父上が、

愛孫スーさん会いたさに電話をかけてきて、

急遽、御一行様に便乗させて貰う事になったのですよ。

当初の予定だと、参日に行って四日に戻ると云う、

かなりサバイバルで過酷なスケヂゥルだったのですが、

刻を同じくして帰省していた愚弟弐号と

何故か一緒に戻る話に変わってしまっていたのです。

此れも皆全て父上の策略。

壱日でもスーさんと素敵な時を過ごしたいと云う、

父上の願いも痛いほど判りますので、

アタシはスーさんの壱日長い滞在を許可したのです。



ところが。



折角の休日なのに、如何して家族一緒じゃないの?

と、異論反論のシュウくん@御誕生日迎えました。

確かに。シュウくんの言う通りなのです。

でもでもでも、

アタシ的には

あっちはあっちで愉しくやってるんだから、

こっちはこっちで愉しみましょうよお


ってな感じで、

スーさんが御留守なのを良い事に恋人気分を満喫しようと

目論んでいたのです。





アタシなんかよりシュウのほうがずっとずっとずぅっと

家族思いなんだな。

そんなシュウに又もや惚れ直す。

其れにシュウの御誕生日もあったしね。

やっぱ家族で御祝いしてあげたかったよね。

アタシったらうっかりうっかり。





こうやって少しずつ家族と云うカテゴリーが築き上げられて、

永い時間をかけて絆を深めて行くんだね。

かつて家族と云う小さな社会を大事に出来なかったアタシ。

でも、シュウとスーさんとの生活は、

今のアタシにとってかけがえのないモノであるし、

とてもとても大事にゆっくりと醸造熟成して行きたいです。








だからこそ、先を見据えて行けるのかもしれないね。

大事にしたい思いが強いのかもしれないね。

もう二度と悲しい思いはしたくないし、させたくないもんね。





そおいえばアタシ、久しぶりにパチンコに行ったんすよ。

シュウに誘われて。

結果は



完 敗。




飛び切り悲しい思いをしました。

もう二度と御免です。



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