バカ恋
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■ 愛し君へ ■



シュウは昨日から風邪ひいて会社休み。

一緒に居れる時間が長いのは嬉しいけど、

早く元気になってほしいです。

昨日は明け方まで起きてたみたいです。

早く寝ろよ、病人。




今日はスーさんの壱拾弐回目の御誕生日です。

贈り物の品が続々と集まり、

御満悦な彼女。

ああ、毎日が誕生日だったらいいのになあ

って。

そしたら壱年で参百六拾伍歳ですよ。

恐ろしい・・・。

そんな訳で、

今夜は腕によりをかけてスーさんの大好物を作りたいと思ってます。

去年は御友達を沢山呼んで御誕生会を催したけど、

今年はやらないんだってさ。

御誕生会をする歳じゃないんだってさ。

ふーん。

つまんねえの。





もう壱拾弐年か。早いな。

スーさんに

誕生日に何がほしい?

って聞いたら、

弟か妹!

って言われて、正直凹みました。

そらそおだよね。兄妹ほしいよね。

ごめんね。

いつか、多分、願いが叶うよ。きっとね。





ほんの少し前、アタシが色々な事で悩んでいた時、

スーさんにこんな事を聞きました。







そしたら彼女は、

前みたいな暮らしに戻るだけでしょ?

と、何も迷わずに言いました。

嗚呼、やっぱりアタシの娘だね。

初めて産んだ子供が娘であって本当に良かった。

アタシの娘がスーさんで本当に良かった。

アタシの娘として産まれてきてくれて有難う。有難う。





壱拾弐年前の今日、

彼女はアタシにとって永遠にかけがえのないモノとして、

産声をあげました。

御誕生日おめでとう。

此れからもずっと変わらぬ、其の侭のアナタで。




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