バカ恋 | back index next |
■ 愛には程遠い恋 ■ シュウはアタシと 結婚したい と言った。 確かにそう言った。 アタシの両親がシュウとの結婚に反対していると聞いて、 時間かかってでも説得する とも言った。 此処最近、アタシがシュウに対して抱いていたモノが、 只の幻想だったような気がしてならない。 シュウが自らの口から放った言葉に対して、 アタシは一喜一憂し、信じ、明るい未来を祈った。 けれど、 シュウがアタシの思っていたような男じゃなかったら? やっぱり他の男と同様に口約束だけの男だとしたら? アタシには男を見る目がないのだろう。 最初から結婚を夢見てたわけじゃない。 結婚とは、愛する人と共に生きて行くための手段の壱つ。 其の思いは今でも変わらないけど、 シュウと暮らすようになって、 アタシの思いも少しずつ変化し始めた。 本音を言えば、シュウと結婚したいと思ってる。 |
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