バカ恋
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■ 夏の落とし穴 ■



長かったヴァケイションもあっけなく終了。

今日から勤労身上が始まりました。

明日から仕事ヤダヤダヤダヤダァ

と駄々をこねていたアタシに、

またすぐに仕事人間に戻るよ

と、シュウは冷たく言い放ったのでした。あうぅ。

肌に残る日焼けの後が、何となく切ない。

そんな夏の終わり。





結局、夏休みの家族旅行は、

シュウの田舎ではなく、伊豆になりました。

『随分近所ぢゃねえかよ』 とか思っちゃいましたが、

シュウがやる気満々で企画した旅行ですので、

愉しんで行って来ました。

伊豆さいこー。

海さいこー。





散々遊んで、帰りはヘロヘロ。

やっとの思いで家に辿り着いて、

玄関のドアを開けたら、

何ともいえない、形容し難い匂いが蔓延しておりました。

刺激臭で目が開けられない状態。取り敢えず、部屋中の窓を開けて、

匂いの元を探索。
















マ ぢ か ヨ !













伊豆へ旅行に行ってる間も、

湘南地方は猛暑の毎日。

そりゃあ匂いも半端じゃないわけですよ。

しかし何故?

無論、全て捨てました。

見事に空っぽになりました。






余りのショックに、寝込みました。







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