バカ恋
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■ あわや虐待 ■



腹の子はすくすくと成長し続けています。

二週間前は壱センチにも満たなかったのが、

今度の検診では弐センチにも育っておりました。

オォー、これぞまさしく生命の素晴らしさ。





土曜日、またしてもシュウと一触即発の危機。

最近のアタシ達のイザコザは、

専らスーさんの躾や教育方針について。

基本的にアタシは、

あんまりガミガミ言う親ではなく、

どっちかというと多分、放任主義。

おかげでスーさんは、本当にのほほ〜んとお気楽に、

何の危機感もなく育ちました。

けど、やっぱ、それだけじゃいかん!とシュウは言います。





悪い事をしたら、其の罪に対して罰を受けるのは当たり前。

だからシュウはスーさんのおケツを叩いたりしてました。

でも何だか、其の「罰」のあり方が最近少しおかしい。

と、アタシは思います。








此れは如何考えてもやりすぎ。

子供にだって自尊心がある。

其れを傷つけてまで、罰を与える意味なんてあるのか?

シュウは自分の親にされてた事をしたまでで、

彼自身、何の戸惑いもなくスーさんに其の罰を与えてました。

躾に対する基本的な考え方の違いなのか、

其れとも、アタシ達が育った環境の違いなのか、

よく判らないけど、アタシはそんな罰は認めない。

先ずは、親の見解を統一しないとな。

スーさんが可哀想だよね。

よし、今夜はとことん話し合うゾ!!





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