2002年02月25日(月) |
サラリーマン生活スタート |
今日からアルバイトがスタートした。 背広を着て9時から5時まで働く。 顧客はなんと横浜市。
みなさん、地方自治体のことを、 「税金泥棒」だなんて言ったことはありませんか? 行ってみて分かりました。それは違います。 税金泥棒は国だけです。 横浜市ほどの地方自治体でも、実体はひどいもんです。
まず、OSがWindows NT。 Windows XPが出たこのご時世に、だ。 それから、インストールするソフトが古い! なんと、Office XPが出たこの時代に、 Office 95だ! 僕が使っているパソコンは相当古いが、 それでもOffice 97を使っている。 世の中一般で一番多いのはOffice 2000だろう。 そのご時世に、あえて95を使うとは…。
ワープロソフトは、なぜかOfficeをインストールするのに別扱い。 一太郎8だ! ちょっと待て!2月の中旬に 一太郎は12が出たはずだぞ! 12−8は4だぞ! いったいいつの時代の代物だ!?
パソコンはパソコンで、確かに本体は新しい。 ノートパソコンなのだが、 それでも僕が使っているパソコンの2倍以上のクロックスピードだ。 ノートにダブルスコア食らってしまうこのパソコンって一体…。 まあ、それはそれとして、本体の性能はいい。 しかし、その装備は謎だ。 Designed for Windows XPの言葉と明らかに矛盾するような分厚いボディ! その厚みは、まさにWindows 95時代のそれだ! さらに赤外線ポートとシリアルポートをデフォルトで装備! 店に行けば分かるが、もはや赤外線ポートもシリアルポートも、 ノートどころかデスクトップにも搭載されていない。 まあ、もともと赤外線ポートはデスクトップには搭載されていなかったが。 そして、Designed for Windows XPなのに IEEE1394ポートなどという高級な代物はない。
とにかく、妙だ。 何もかもがアンバランスだ。 Windows NTというのは僕の想像以上に古く、 なんと、8ギガバイト以上の大容量ディスクをサポートしていなかった。 今時、8ギガを切るようなパソコンなんてないぞ…。 ノートパソコンでも20ギガが標準だ。 まあ、このとき使っていたパソコンは15ギガだったが。 ということで、普通にインストールしても、 起動時にMissing Operating Systemと表示されるだけ。 まあ、これはWindows 98SEがプリインストールされているのが 原因かも知れないが。 なぜDesigned for Windows XPというシールが貼ってあるのに Windows 98SEが入っているのだろう? 世の中、謎がいっぱいだ。
しかし、だいたい対処法はつかめた。 対処法をつかむために一日つぶしたというのは 少々問題があるかも知れないが、とにかく対処法はつかめたのだ。 明日からは順調に作業が進むだろう。 しかし、Windows NTをインストールしなければならない端末は50台。 契約期間は14日もあるのだ。 間違いなく3日で飽きる仕事だ。 残りはいったい何をすればいいのか…。 まあいい。金のためだ。この程度のことがなんだ! 世の中はガテン系の仕事で魂を削っている人間もいるのだ! そういう点で言えば、まだこの仕事は単純労働とは言え、 スキルを必要とする知能労働で単純なガテン系の仕事よりも給料はいい。
ちなみに、ガテン系の仕事というのは 俗に肉体労働をさすらしい。 イメージにもっともふさわしいのは引っ越し屋だ。 俗に、と言ったが、いったいどの程度の範囲で使われているのかは知らない。 もしかしたら誰も知らないかも…。
さすがに、音楽を聴きながら、 しかもその音楽にドルビーヘッドホン効果をかけながらだと、 処理が重くてたまらない。 MIDI音源が生きていればMIDIを聴けばいいのだが…。 IBMのパソコンでMU100BというMIDI音源をシリアル接続している。 これが、YAMAHAのサイトでダウンロードしてきたドライバを インストールしても使えないのだ。 いったいどういうことなのだろう? Windows 2000は良くないのだろうか…?
ただ、Windows 2000は本当にフリーズしない。 これは嬉しい。 アプリケーション単独で落ちることはあるが、 そのときにWindowsを巻き添えにしたりしないのだ。 あくまでも落ちるときは単独だ。 腐ったミカンは早々に処分するという的確な処置をする。
ああ、眠い…。 そろそろ寝ることにするか…。 明日も早いことだし、何より仕事が2件入っている。 そのセットアップの仕事と家庭教師。 1日に2つの仕事をするなんて、たぶん生まれて初めてだ。 これを見た多くの人は、なんて甘い生活をしているんだと思うんだろうな…。 もっとも、見た人の中で多くの人がそう思うかも知れないが、 見る人そのものはそう多くない可能性が高い。 まあ、こんなひねりも何もない文章を書いた時点で その辺のことには期待してはいないが。
今日、考えたこと、何かあるかな…。 カズンのCDはスピーカで聴くよりヘッドホンで聴く方がいいってことくらいかな? …こんなの、考えたことのうちに入らないか。
そうだな…。 社会の中で生き抜く術ということがあるな。 と言っても、本当にたいしたことではない。 社会で生き抜く術というのは、 世の中で非難される事柄に隠れているのではないかということだ。 イエスマンと非難されることがあるが、 物事を無難にやり過ごすならイエスマンになるのが一番かも知れないし、 上意下達はもっとも組織を運用しやすいやり方だろう。
それから、自分の意見を言うべきか否かということも問題だ。 今回の僕のように、 その場でもっとも下の立場にある人間が ある程度のスキルを持っていた場合、それを上の人間に言うべきかどうかだ。 もちろん、仕事をする上ではそういうことを言った方がいいに決まっている。 いいに決まっているという表現が説得力を欠くならば、 メリット、デメリットを列挙すれば結果は自明であると言い換えてもいい。 この長所短所列挙法はシステム工学の中でも、基礎の基礎に位置する。 しかし、それだけに汎用性が高く、様々なシチュエーションで思考の助けになる。
自分が分かっていて上の人間が分かっていないのであれば 当然教える方がいいのだが、 しかし、ここで組織の力関係というのが表れる。 事実、僕と一緒に派遣されてきた人はあえてなにも言わなかった。 僕も少し口を出してしまったが、だいぶ押さえたつもりだ。 例え仕事が滞っても、むやみに上の意志をねじ曲げてはならないだろう。 それが派遣社員というものであり、歯車というものである。 歯車は、力をなるべく減衰させずに伝えるのが宿命だ。 ここで力というのは上の意志であり、この場合、歯車自身は力を生み出さない。 本来、派遣社員の意志が反映されることはないということだ。 もちろん、技術職であればまた全然違うが。 残念ながら、自分の意見を堂々と述べられるほどのスキルを、 僕は持ち合わせていない。
つまり、日本の会社で生き抜いたり高く評価されるためには、 旧態依然としたシステムを身につけることが必要になるわけだ。 もちろん、こんなシステムの寿命は長くあるまい。 それに、一流企業ではすでにこんなシステムはほとんど存在しないだろう。 それでも、今は必要なのだ。 これが、中央教育審議会の言う「生きる力」だろうか?
とにかく、派遣社員は普通のアルバイトと違って、 企業の中に深く食い込むことができる。 そのため、ある程度は企業の事情を知ることができる。 もっとも、所詮僕は学生だし、「厳しさ」を知ることはできないが。
そう言えば、酒の席に参加しなければいけないという話を最近よく聞く。 僕はまだ二十歳で、本来ならば酒が飲めるようになったばかりのはずなのにだ。 そうしないと、社会でやっていけないというのだ。 そんなことを社会に出たこともない学生の友人に言われるのだが、 社会というのはそういうものなのだろうか? もし社会というのが、酒を飲めなければ生きていけない世界なのであれば、 僕に生きる余地はなさそうだ。
エタノールパッチテストの結果、僕は酒が飲めないわけではないらしい。 だから、いざとなったら飲んでしまうかも知れない。 しかし、僕は理性を失うのがいやだ。 酒なんて飲んでいなくても、ちょっと感情的になると すぐ冷静にものを考えられなくなる。 それで酒を飲んだりしたらいったいどうなるのか…。
もちろん、相手にもよる。 僕自信より早く僕の身体を気遣ってくれるような相手であれば、 一緒にお酒を飲んでもいいと思う。 幸い、そういう相手はいないわけではない。 そんな人と酒を飲むという話にはならないと思うが。 しかし、空のグラスを見るやいなや酒を注ぎ込もうとするような奴とは 絶対に飲みたくはない。 そういう奴もまたいるのだ。 それ以外に、そのときの状況に応じて 器用に切り替える友人もいるが、 こんな人間こそもっとも信用できない。 そのときになってみないとどっちに属する人間なのか分からないからだ。 ちなみに、無理矢理酒を飲ませるような人間は、 初めから信用するわけはないので信用できるもできないもない。
今日は一段と日記が長い気がする。 我ながら毎日毎日よく書くものだ。 このエンピツは、長い日記が書きやすいのかも知れない。
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