Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2003年02月28日(金) 夢に見る遠き人

2003.02.28 (Fri) 11:58 Viewer: 7 Access: 6476
彼女の夢を見た。
会う機会がなくなっても、そう簡単に忘れるものではないらしい。
そのうちストーカーに化けそうだ…。
自分で言うのもなんだが、
普段は行動力がないくせに、
この方面だけはやたらと動けるからな…。
偽善者のつもりはないが、
とにかく自分のためには動けず、他人のためなら動ける。
ただし、他人のためというのは、
他人の益になることとは限らない。
他人に関わることならすべてだ。
良いことにしろ悪いことにしろ、
他人に影響を与えられることならできるわけだ。
だから、何か行動をするときは、
すべて他人に関連づけている。
ゼミの課題は教官に言われたからだ、など…。
これでは、とても自主的とは言えないが。
明確なビジョンというのがないから、
自分のためという理由では動けないのだ。
まあ、そもそも、
僕にとって、自分という存在は軽い。
全力を賭して磨き上げるべきものでもないし、
守るべき存在でもない。
そんなものにたいして、何かをしようとは思えないのだ。

課題を処理するために、
かなり高濃度のコーヒーを飲んだ。
おかげで頭が冴えまくっている。
もちろん、「かなり高濃度」のコーヒーは
苦くて仕方がなかったが。
ちなみに、意図して高濃度にしたわけではなく、
単に分量を間違えたのだ。
コーヒー豆の粉末をザーッとコップに注ぎ込んで、
「こんなもんかな」とか思いながら
適当に牛乳を入れて、
あとは電子レンジのホットミルクモードで加熱しただけ。
まあ、簡単なものだ。

夢で見た彼女の姿は、
相変わらず近くて遠かった。
すぐ手の届く距離にいて、お互いの声は届くのに、
想いは何一つ届いていない。
あるいは、届いていても、それを受け容れてくれない。
僕にも、受け容れてもらおうという強い意志がない。
その夢で見た彼女の姿は、
あらゆる意味で理想化されていた。
僕は肩の少し上くらいのショートカットが好きなのだが、
もっと長かった彼女の髪は、
夢の中では見事にその長さに切りそろえられていた。
最後、僕は彼女を追って階段を上っていた。
僕は用のある階にたどり着き、そこで立ち止まったが、
彼女はさらに上へ上へと登っていった。
これは現実の反映なのか、それとも本当にただの夢に過ぎないのか。
僕の夢はいつも曖昧で、
ほとんど記憶に残らない。
なぜ彼女を追っていたのか、なぜ階段を上っていたのか。
よく、覚えていない。

僕だけではない。
すべての人があるべき姿を求めて、
着実に歩みを進めている。
年齢が上の人を見ると、
その先の姿が見えてくる。
一見、何も違わないように見えたり、
時には自分より下に見えたりしても、
注意してみれば、その自覚は隠しようがない。
僕のように他人に依存しているわけではない、
明確な自信、それを裏打ちする努力を、
みんな持っている。

自分が悪いとは思わないが、
自分よりさらに優れている人は、世の中に多くいる。
その中で一体僕は、何ができるのだろう。

…まあ、やるべきことをやるだけだ。
なにもすることがないならともかく、
今はとりあえず、やることがあるのだ。

2003.02.28 (Fri) 12:36


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