2004.10.27
前にもこんなタイトルで書いたような気もするが、まあいいだろう。10月の上旬に受けた職務適性テストの結果が返ってきた。
このテストが示す、僕の性格の特徴は以下のとおりだ。
- 物事のとらえ方は理論的なほうです。体系的な理解力や分析力も比較的豊かです。
- どちらかというと創造的、改善的な意識よりも定型的な意識が感じられるほうです。
- どちらかというと物事の判断や処理にはあまり気をつかわないほうです。
- 物事に対するある程度の根気や忍耐力はみられますが目立たないでしょう。
- 静かで落ちついた生活態度が特に目立ちます。
- どちらかというと意欲的な態度はあまり感じられないほうで意識もやや受け身です。
- 自立的な意識は比較的少なく気持ちは柔軟で同調的なほうです。
- 親しみやすさは感じられますが社交的な態度や人間関係はそれ程目立たないでしょう。
- 情緒傾向
- 気分は普通より安定しているほうです。感情の変化は少なそうです。
とりあえずかな遣いが気に入らないが、とにかくこんな結果だった。僕は「〜の方だ」というように漢字を使うようにしているが、ここではかなを使っている。また、「それ程」の部分だけ漢字を使っているのが気になる。さらに読点が少ない。読みやすくする工夫は、あまり考えられていないらしい。さすがに、この程度の長さで読みづらいと思う人も少ないだろうが。
そんな重箱の隅をつつくような言葉遣いはいいとして、内容はかなり真に迫っている印象を受ける。八つの項目と情緒傾向の項目の、全部で九つあるわけだが、すべてが納得できるものだ。他人から見た場合は、優柔不断だから、物事の判断や処理に気を使わないとされていることに違和感を感じるかもしれない。しかし、自分の目で見ればまさにこの通りだ。優柔不断だからこそ勢いで物事を決定し、そのままの勢いで片付けようとする傾向がある。そうでもしないと、物事を前に進めることができないのだ。
さらに、自分を伸ばすためのアドバイスとして以下のことが挙げられている。
- 思索的な態度が感じられるほうです。理論的、体系的な把握力もみられますので上手に生かしましょう。
- 人に対する態度は比較的柔軟で同調的です。周囲に合わせる事は苦手ではなく他の意見等にも理解を示します。自分の考えや方向性をある程度持つようにすれば依存的な態度が目立たなくなります。
- 生活態度の中に軽率さが感じられるほうです。もう少し日常の物事(判断、処理、態度、行動、発言等)には注意する習慣を身につけましょう。不注意はミスのもとになります。
- 飽きやすいほうではありませんが長期にわたり成果を期待するためには今以上の忍耐力が必要になるでしょう。目標を定めて気長に頑張りましょう。
- もっと計画的な発想を持たないと物事がうまくすすみません。その場しのぎの考えではなくきちんとした推進の計画をたてる事が必要です。目標を達成させるための具体的な手順を事前に考える習慣を身につけましょう。
- 考えは定型的なほうで発想も比較的平凡です。改善意識は弱く生活態度も習慣的なため時間がかかります。自分からすすんでアイデアを出したり工夫をしたりすれば物事はもっと改善できます。
- 日常生活に活発さが感じられません。もう少し態度や行動の活気が欲しいところです。自分で動いていろいろなものを見たり聞いたり感じたりする機会をつくりましょう。行動すれば直接的に新鮮な情報が得られます。
- 意欲がやや不足しています。日常においても受け身の姿勢が感じられます。もう少し自発的な気持ちを持ち自分の方から動くようにすれば状況は早くすすむでしょう。
- 人づき合いには関心がありますが多くの人とのつき合いではなく適度の範囲での親交を望みます。人間関係の範囲を今以上の水準に拡大することができれば活動の内容にもっと新しさを加えることができるでしょう。
- 指導性はごく普通ですので組織や集団の運営の中心になって人をまとめながら動くような場合にはリーダーシップを発揮するための努力が必要になるでしょう。
意外と辛口だ。誰にでもそうなのか、僕の結果が辛口の結果を導くようなものになっているのか。こちらもすべて納得できるもので、特に違和感を感じるものはない。ただ、趣旨は理解できるものの、無茶を言っているような気がしてならないものがいくつかある。
一番気になったのは人付き合いの部分。この文章を作った人も無理なのは承知しているのか、若干控えめに人間関係の範囲を今以上の水準に拡大することができれば
と、「もしできればいいのではないか」というニュアンスになっている。しかし、それはそれとして、人間関係を拡大することがどれほど難しいことかは、社会人の人脈の話を考えれば容易に想像できる。人脈があれば有利になるのなら、だれだって人脈を広げることを考えるに決まっている。なのにできないのは、それだけ難しいからだ。
次に気になるのは、自発的に行動すれば、とか自ら進んでアイデアを、とか言っている部分だ。字面だけ見ればまったくその通りで疑いようがないと感じるが、これはよく考えてみれば、その前に出ている部分と矛盾する。「不注意はミスのもと」というところだ。不注意はミスのもとだから慎重に行動せよ、と前で言っているのに、後では積極的に行動せよ、と言っている。厳密に言えば矛盾ではないのかもしれない。積極的に、かつ慎重に行動せよ、ということは言えるのかもしれない。しかし、そうは言っても対極に近いことは確かだろう。ここでどちらかを選ぶのなら、僕は慎重を選ぶ。だいたい、積極的に行動しろ、というのはよく言われるが、実際に積極的な人がまわりにいた場合、従順な人でなければ迷惑することも多いのだ。従順であればいいのだろうが、もちろんここで言う「従順」は誉め言葉ではない。僕自身にも当てはまりそうな気もするが。
他にも言いたいことはあるが、研究をサボっている場合ではないのでこのくらいで…。