人間の感情の源泉は快か不快かの二つだ。誰の理論なのか忘れたが、そういう理論を聞いたことがある。
人間は、不快な状況のときやる気が出て、快の状態に持っていこうとするのではないだろうか。逆に快の状態であればやる気は出ない。
もしこの仮定が正しいとするなら、人間は、永遠に幸せになれないのかも知れない。人間は、食べていかなければ生きていけない。他にもさまざまな欲望があって、人にもよるが、誰でもそれを見たそうとして生きているわけだ。そうなれば結局動かなければならないわけで、そのときにやる気がどうしても必要だ。そして、やる気のために不快の感情が必要なら、ずっと快のままでいることはできないということになる。
まあ、快適なら幸せかと言えば、決してそうではないのかも知れないが…。