謎は解いてもいけないし



エントロピーと冴木涼介

2003年04月22日(火)

しばらく前に「エントロピーの増大」という言葉が流行ったと思う。
(しばらく前ってのはワタシ比・笑)
つまりさ、このときの使い方としては、片づけられないものがどんどん増えていくという意味合いをしていたと思う。
てなわけで。
今や私の机の上はエントロピーの増大により、机の意味をなしていない。
前にシェークスピアの舞台劇を見たときに
「机や椅子は他の役目もするが、唯一ドアだけはドアの役目しかしない」というのがあった。
わたしの机は今物置台と化している。この上での作業はまったく不可能状態。あおりをくって、まわりも片づけられていない。
さて、なんでそんなことになっているかといえば、思いもしなかったことに「いきなり最終回」ならぬ「いきなり読書熱」。
けれども、やはりそこは、まっとうに嵌ったのではなく、キャラクターに嵌ったのであった。
「アルバイト探偵」である。
で、主人公にではなく、そのパパにである。いや、主人公も好きだけどね。
でも。くーーーーー。好きだーーーーーー。パパーーーーー。
これはある意味、わたしが御手洗を好きなのとかぶっているところがある。
言いませんが。
今日読み終えたのは「女王陛下のアルバイト探偵」。
いやね、最後に涼介パパが訊いてくれてよかったよ。
(いや、それは単に作者が書いたものだけれどもさ・笑)
どうも最初から腑に落ちなかったことが最後に書かれていた。
よかったよかった。でなきゃ、納得いかーーーん、のだったが。
次、読もうかどうしようか、考えたけれども、やっぱり読むんだろうなあ。
なんか、あと2冊読んだらこのシリーズは終わりなので、(別に完結しているわけでもないようなのに、シリーズは終わりらしい)読んだら楽しみがなくなっちゃうし…。さてねえ。(でも、読むな・笑)
さて、そもそも読者体制に入ったのは、高村薫だよなあ。マークス。
なんつーかあんまりにも漢字が多くて(?)どぷんと嵌ったわけですが、ええとミーハーな意味ではなく、とにかくわたしとしては、一度取りかかったものは最後まで読まないと気が済まないのですな。
けれどもこの合田さんシリーズ、あとはハードカバーでとっても重く、通勤には持ち歩けず、あとあと置く場所もない。
で、いままではいやだったんですが、ついに図書館で借りることにしようと決めました。
さて、今日行ってみた。図書館。どうも三年前から借りたことがなかったらしく、カードは使えなくなってました(^-^;)
新たに作り直し。本日無事(?)照柿とLJ借りました。
なんか、本の重さだけで気合いが入るよ…
ついでに文庫の岡嶋二人を借りたから、通勤ではこれを読んで、自宅では高村を読もうと…いや、その前に、アルバイト探偵読んじゃうかなあ…
てなてなわけで。
とうぶん、この増大したエントロピーは据え置かれたままになるのである。
え? そう、わたしは主婦ですよ…(笑)

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sachi [MAIL]