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ふとテレビのスイッチを入れると世界ウルルン滞在記が始まりそうだ。あえて見るほどではないが、今日のように偶然目にするとだいたいそのまま見続ける番組。けっこう好きだ。今日のオンエアは、ラバウルだった。ラバウルと言えば、旧日本軍が占領し、ニューギニア本島への戦略拠点として3万人を超える日本兵が滞在した場所だ。
15歳から17,8歳頃まで日本兵とともに働いたという70を越える陽気な老人、ヘンリーさんが、今回の主役である若手日本人俳優(名前忘れた・・)のホストだった。彼が、かつて日本兵に教えてもらったという日本の歌の数々、特に軍歌、言葉、野菜栽培、そして彼が今もそれらをしっかりと記憶に留め、ラバウルの子供たちに受け継いで欲しいと願っている、そういう姿に複雑な思いをするも感動を覚えた。 何か現代の日本人が完全に忘れかけている意志を南の楽園ラバウルの人々が受け継いでいるような不思議な感覚。現にヘンリーさんも、昔日本人に学んだことを、今こうして(取材で尋ねてきた)日本人に教えていると感慨深そうにに話していた。 番組のラストでは、やはり日本語の歌で帰国する役者を見送った。彼がその歌で日本人を見送るのは2度目。一度目は敗戦を機に、帰国する日本兵らを見送ったときだった。 ちなみにラバウルをキーワードに検索をしてみたら、そこからいろいろな戦争・歴史リンクが見えてきた。興味深いものを読み漁っていたらかなり勉強になった。まだまだ読みたいがきりがないので今日はこの辺で終了。 参考リンク 終戦前後2年間の新聞切り抜き帳 ラバウルの手記 |
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