友達の行く道。

2002年04月08日(月)
友達が家に来た。
ここでは仮にカナと呼ぶとする。

カナとは小学生の頃から友達だ。
彼女は専門学校に通うために上京していた。
3月にその学校を卒業し、目下仕事を探している。

彼女は、そのファッションや音楽嗜好などは流行に乗っているものの、自分の進路だけは周りに流されることがない。
昔からそうなのだ。
高校受験のとき。
近くに多くの生徒が進む、普通科のちょっとした進学校があった。(私はそこの出身なのだが)
彼女は「私、勉強嫌いだし大学には行かないから、そこへは行かない」と言って、少し遠い商業高校へ進んだ。
おそらく、彼女の成績であれば私と同じ高校にいけただろう。
私は、中三の時点で大学云々なんて考えてなかったし、自宅から一番近い高校に行くことにしていた。
私の地元の教育事情なんて大体どこもそんなもんだった。
でも、彼女は違っていた。

高校を出てからも、反対した御両親を説得して上京。
就職は出来なかったけど、彼女には「手に職」がある。
これを活かしてバイトから始め、いずれは社員登用を目指すのだそうだ。
「好きなところで長く働きたいから、今じっくり探すんだ」と言っていた。

応援したいと思う。
早くちゃんと働け、ていう意見もあると思うけど。
なんとなく・でフリーターするわけじゃない。
やりたいことのためにフリーターする決意をした。
それも、彼女の道なんだと思った。

頑張れ、カナ。
面と向かっては、絶っ対に、こっぱずかしくて言わないけど。
いい職人になれよー。

あ、でも今日「永久就職したいー」とかも言ってたなぁ。。






前の日 もくじ 次の日 pd / mail / MY+ / A+

Design : maybe / Illustration : ふわふわ。り