格好悪くたっていいんだよ。

2002年06月07日(金)
兄と私の会話


兄「明日どっか出掛けないの?」

私「ん…べつに」

兄「またかよ。この引きこもり」

私「うるさい。外には何があるかわからんから
  家でおとなしくしていたいんだ」

兄「はあ?」

私「1ヵ月前の二の舞なんて嫌だからさ」

兄「お前まだそんなこと言ってんの?
  ばかじゃねえ?
  昔の事ばっかこだわってるの格好悪いよ」

私「うるさい!格好悪くたって良いんだよ!」


そうなんだよ。
格好悪くたっていいんだよ。
そんなことは関係ない。

私は日曜日に赤坂ブリッツに行ければいい。
そこでGRAPEVINEに会えればいい。
彼らの音楽が聴けたらそれでいい。

そこまで続けて言いたかったが泣けてきて言えなかった。

アホ兄貴に何を言われたって構うものか。
外からハシカウイルスを仕入れてきたお前なんかに。
そうだ。
5月10日に私が寝込んでいた原因の大元は兄である。
彼も同じく病気に苦しんだ仲であるから
「お前の所為だ」
と、なじることは出来ないが。

今の私のライブに対する想いは
もはや執念のようなものであり、
傍から見れば少し異常かもしれない。

それぐらい悔しかった。
だから今度こそ、って思うんだ。

格好悪くたっていいんだよ。





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