‖ねこねこ仔猫日記‖
2004年04月09日(金)
憎まれ者の幸せ
 こんな当事者ともなりえる人が読みそうな場所で難ですが、最近の高校生って幼いと思う。幾年前の自分も含めてもね。


* * *


 今日はちょっと後輩のお嬢さん方に厳しいことを言ってきた。


 急激過ぎる変化に準備もなく突入し、そしてそれを補うだけの経験も実力も足りずにトラブルへの道まっしぐら・・・少なくとも私にはそう見える・・・な方々に年の功から来る助言を少々。


 けれど私なんぞの助言よりも何よりも大切なのはそういった『現在の状況を考える場』を持つということだったんだと思う。文化系の部活は大抵が人数も少なくて、いわゆる部の運営に関わるような話題が日常会話になってしまう傾向があるけれど、現在の状況はそれに合わない。そんな感じでそういった話し合いが出来る場を失ってしまっていた彼女たちにその『場』を提供すること。そしてこれからもそういった場が出来るような雰囲気をつくってあげること、それが一番の成果であり目的だった。


 年上の言うことが全てではないし、状況は時代と共に変わっていく。だからそんな過去の人に従う必要はない。私たちがしたかった、そしてするべきなのは『今のままの状況だとこれからどうなるのか』そして『これからどうしていけば良いのか』、そういったことを考える行為を促すこと。それが出来る立場を持つのが年長者であり、先輩という存在。


 怖いと思われても構わない。将来、私と同じ年齢や同じ経験・知識・常識を身に付けたときに少しでも『良かった』と思っていただければ満足。


 伝統の中から今の自分たちに必要なものを選り分けて伝えていける、そんなお嬢さんたちになって欲しい。その為にはまだ少し時間が必要かもしれないけど、1年後には立派に伝統を引き継いで同時に伝統の一部を作ってくれると信じてる。頑張れ!


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 今の年齢になって思うのは、やはり十代後半っていう年齢の時期は本当に日々成長していくんだなってこと。


 現在進行形で成長する自分を見てもそう思う。高校生ほどにそれが明確ではないにしても1年前の自分と今の自分は明らかに違う。


 中学生の頃は自分の変化にも気付けない甘ちゃんで、色々と傷ついたり、いろんな人に出逢ったり別れたり、笑ったり泣いたりして今の自分になってる。


 それがわかってやっとオトナってやつになれるのかもね。



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