‖ねこねこ仔猫日記‖
2004年04月23日(金)
まぁ、そんな時もある
 関係が無いから言える厳しいこともあるさ。


 と、私信気味。




 今日、同じサークルの友人が言った。


 「今年の新歓合宿ではちゃんと一年生を気にしてあげよう」


 とそう言った。
 はっきり言って自分の新歓は歓迎っていう待遇でもなかった。あえて有ったならば夕食が振舞われたりとか。
 あとは後に体験する合宿と同じ。皆したいことをして、騒いで遊んで。慣れない一年生は基本的にほっぽかれていた。
 それで一年生内の仲は結構良くなったけども、やはりどこか居場所も無くて寂しかった。さらに一年生は固い床で雑魚寝を強いられた。
 さすがにここは改善しなきゃいけない。


 次に友人は言った。


 「部屋掃除のときは2年と1年を組ませるとかさ。」


 それは違うそう思った。


 「部屋掃除は勝手にやらせればいい。やり方がわからなければ訊けばいい。やることが無ければ探せばいい。子供じゃないんだから。」


 言っておいた。たぶん友人もそれはわかってくれただろう。
 そもそも私たちの学年ですら仕事をやる人とやらない人がいるのに組ませたって仕様が無い。
 子供じゃないんだ。中学生じゃあるまいし、高校生でもそのくらいできて欲しい。その上なら出来て当たり前という判断で良いんじゃないんだろうか。
 高校4年生であっては困る。また私は上からものを言わなきゃいけなくなるなんて御免だし。そして今度は関係者として。
 私が新歓のときにそれが出来ていたかといえば、曖昧だけどちゃんと動いていた記憶はある。私と同等以上の力を全ての人に求めるなんて傲慢のような気もするけれど、そのあたりは最低限だと思う。
 大学生ともなれば「なんでそんなことも出来ないの?」といわれても文句は言えないはず。


 この前、私は無関係・無経験の立場で上からものを言った。この日記でも書いたかもしれないけれど、それは「きっかけ」の提供だったと思う。わかっていたって口に出さずに行動しなきゃ状況は改善されず、わかっていないのと同じ。
 行動できないことでわかっていないと誤解されるような人間になって欲しくない。いざって時にはちゃんと動ける人になって欲しい。そんな親のような願い。
 人の導き方は難しい。介入しすぎればそれはただ上の意見を押し付けているだけ。だから私は自分に気付ける範囲でそれだけのことをしたつもり。


 私はできれば彼女たちに私のサークルに入ってもらいたいと思っていたりする。これはちょっとした野望で希望。もし彼女たちが同じような活動を高校卒業後も求めるならば、その希望の大部分に私の所属しているサークルは副えていると思う、だから。
 そんな思いがあったからではないけれど、私は自分のサークル仲間の一部のようになって欲しくは無かった。自分の今の状況に重ね合わせていたから行動に踏み切った部分はあった。
 周りが動いてたって何もしない、指示されたって動かない、まわりに気付いていても誰にも何も言わない、動かない。そんな人になって欲しくない。
 たぶん彼女らが高校を卒業したら、この前のような状況はすぐに何かしらのトラブルを生んでしまうだろう。だから今のうちだ、上から言われるのは。促せるのは無関係・無経験の自分がはっきり言うのが良い。そんな傲慢な感情だった。



 押し付けられる勝手な願いは重圧をかけることもあるし、あれは「ボーダー・ライン」ぎりぎりでの介入だったと思う。それでもあの期を逃せば私たちは彼女らに介入できる機会を失っていた。
 介入しなくても案外に上手く行ったかも知れない。でも、何かが根底でずれたまま伝統が続くのはトラブルを招くと思う。それでなくても彼女らのあとには大きな改変が迫っているのだから、今のうちに基盤を作っておかないといけない。そんな何年も先のことが見えるのは私が「当人」ではないから。
 当人たちに見えるわけが無い彼女らの背後のずっと向こうを私は振り返って見ることが出来る。だからその為に促した。私は後悔なんかしない。
 あまり深く考えるな。私が全てを引き起こしたのだから。無関係な私だから引き起こせたのだから。


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人数が多ければ必然的に運動部のようにならなきゃいけない。
そういう部分で、私の周りはまだまだ甘い。慣れてない。
友人もそれは理解してた。
ガッチリ上下関係作らないといけないから、上も下も慣れてない。
今の部長、ちょぉっと頼りない。その辺は下からサポート!

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