毒茄子
レガお君



 このまま行けば不合格

何とか週も後半。

今日は実習3日でとった情報の
アセスメントを煮詰める日。
みんなそれぞれ書いてきたんだけど
感想としては複雑。

解剖生理、病態の理解がかなり弱い。
肝機能が悪い患者の
低アルブミンの原因が「摂取量不足」。
肝硬変→脾腫の患者の貧血も
「貧血なので鉄分摂取を薦める」ってね。

データを見たら赤血球数は減少して
ヘモグロビンは横ばい、
ヘマトクリットは微増。
このデータをどう考えたら
鉄欠乏性貧血になるのだ。

胸水が溜まってる患者の観察に
「体温・脈拍・血圧・SpO2・呼吸音」
の後に胸水量って何?
打診で水の量がわかるほど見事な
フィジカルアセスメントが出来る
技術があるわけもないので聞いてみたら
「胸水って溜まってるのは
見えないんですか?」ってねぇ。

胸水も腹水みたいに溜まれば
胸郭が膨らんで水が溜まってると
わかるんだと思ってたらしい。
胸水がどこに溜まるか解ってない。
水が肋骨押しのけて
溜まるわけないやろう。
学生に「そしたら巨乳の中身は胸水か?」
って聞いたら爆笑してたけど
それぐらい面白い発想なのだよ。

わかりやすく本を丸ごと引用してて
「やっぱりバレるんですね」って
どうしようもない事を言ってる奴もいる。
心膜炎の患者のアセスメントの中に突然
「老年期における肺炎は・・・」という
意味不明のつながりが出れば
誰だって本を写したとぐらい察しがつく。

本を引用するのはいっこうに構わない。
文献も参照せずに書けるほど
知識があるとも思わないんだけど
全然関係のないところを引用されると
自分がとった情報の意味すら
把握できていないのが丸解り。
それが一番イタイ。

本当にこれが
疾病論すべて履修した学生のレポート?
忘れてる自覚がないから
調べなおしもしないという大胆さで
国試間近の3年生が見たら
あまりの内容にひっくり返りそう。

そんなこんなの帰り道
同僚の教員と色々と話す。
彼女はひそかに再婚予定で
再婚に一番望むのは「親元を離れる」事。
話を聞けば彼女も母親と折が悪いらしい。
こないだ私がここで書いたような事を
彼女に話したらやたら話が合う。

母親と確執があるのは私だけじゃない。
ちょっとホッとする。
二人とも母親と二人で
買い物や旅行なんて信じられない。
面倒見るのもゾッとするし
一緒に朝ごはん食べるだけで
食器の音や振る舞いにイライラする。
そういう二人が一緒にいて
お互い幸せなわけがない。

二人とも小さい頃から母親が働いてて
手に職をつけろと言われて育ち
母は娘が安定した職を手放すのを嫌い
専業主婦はもってのほか。
自分は働きながら子育てをし
その子供は叱られた記憶ばかりで
食事も出来合いの惣菜の印象が強い。

私も彼女も
「母親みたいにはなりたくない」と思い
自分の子供の頃を思い返しては
「寂しかった」というのが第一印象。
自分の家族にそんな思いはさせたくない。

同類見つけてちょっとスッキリ。

2004年02月19日(木)
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